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玄関土間のある家

昔に比べて圧倒的に小さな存在となってしまった玄関土間。実は多彩なメリットと多彩な役割がある玄関土間をなぜほとんど見かけることが無くなってしまったのでしょうか?知っておきたい玄関土間の役割・メリットについて紹介していきます。

■昔の家ではどこでもあった玄関土間。今は!?

土間のある家

昔の日本住宅ではどこの家でもあったものの、最近ではあまり見かけることが無くなったものの一つに玄関土間があります。

もちろん現在も玄関の三和土という形で小さな土間は残っているのですが、炊事などが設けられているような大きな土間というのはほとんど無くなってしまいました。

玄関土間とは外でもあり中でもある空間です。だからこそ他の家の中の空間では利用できない良さもたくさんあるため少しずつ一部では復活しているみたいですが、全体の傾向としてはほとんどない状態ではあります。

玄関土間が小さく、そして無くなっている原因は色々あると思います。日本の人口が増え、どんどん狭小住宅が増えたことで余分なスペースを取ることが出来なくなったということや、畑から取ってきた泥の付いたままの野菜を洗うということが無くなったことなど、挙げればきりがないかもしれません。

しかし、今でも、今だからこそ玄関土間があることでのメリットというのもたくさん享受することができます。

玄関土間があることのメリットとしては、まず床の汚れを気にせずに作業を行うことができるという点があります。汚れても水で流せばいいだけですので、メンテナンスが圧倒的に楽になります。

そして、荷物置き場にも使える広いスペースを確保できますし、冬は昼間に日光を蓄熱し、夜間に放射することで家の中を暖かくすることができ、夏は打ち水をすることで室内の温度を下げることができるといった室内温度の調節役ともなります。

■玄関土間の多彩な役割について・・・

では、そんなメリットの多い玄関土間はどんな役割として活用することができるでしょうか?

昔から使われていて今でも有効活用できる役割としては台所を玄関に置くということです。もちろん都度上履きを履いて、脱いで、ということを繰り返さないといけないところもあるのですが、メリットも多彩です。

先ほど紹介した通り泥がついたままの野菜を調理する際も床の汚れを気にする必要がありませんし、もし吹き抜け空間として上部に換気窓を設けると換気扇が無くても熱・煙を排出することができます。

そして床が水浸しになっても腐る心配はありませんし、油を使っていてもしもの際でも他に燃え移るものも少なく、通常のキッチンに比べて安全なキッチンだと言うこともできます。

そして台所としての利用以外で言うと、一番活用が見込まれるのが趣味のスペースとしてです。特に陶芸や日曜大工などですと床の汚れも外の天候も一切気にすることなく趣味に没頭できますので、このような趣味の方にとっては欲しい空間になると思います。

他にも当然広いスペースですので道具置き場としても利用できますし、傘干しに適した場所です。雨に濡れずに済みますし、盗難の恐れが軽減するという意味では自転車やバイク置き場としても非常に適しています。

また、単純にギャラリーとしても活用できますし、雨の際は子供の遊び場としても良いですね。もちろんペットの散歩から帰ってきたときの足を洗うスペースとしても利用できます。

何より、外でもあり中でもある空間だからこそ、縁側的役割として近所の方たちとのコミュニケーションの場として利用することができます。

そして、何も玄関土間としてだけではなく通り土間として廊下の役割を持たせるということも可能です。

このように玄関土間には多彩なメリット、多彩な役割を持たせることができます。この土間という空間は先人の知恵から生まれた空間でもありますので、時代が変わってもいい面というのは今でも十分活用することができます。

もちろん多少の手間が発生する部分もありますが、家の外と中の緩衝空間というのは様々な用途が考えられますので、玄関土間のある家という選択肢も考えてみてもいいのではないでしょうか。

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