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屋根の形は雨が関わる

屋根の形というのは、デザインから選ぶということも多いのですが、それ以外にも雨や雪が大きくかかわることがあります。屋根の形と雨や雪がどのようにかかわっているのか、そしてどのような形の屋根であればいいのということについて紹介していきます。

■屋根の傾斜は急が良い?緩やかが良い?

屋根には、「屋根はどうする?」で紹介している通り、切妻や寄棟の屋根、方形屋根や入母屋、片流れ、陸屋根などなど様々な屋根の形があります。そして、この屋根の形に影響しているものとしては、雨があります。

そのままですが、屋根の役割とは、雨から家を守るためにあります。そのため、屋根に求められる機能としては防水機能があります。いくら屋根があっても防水機能がないと雨漏りを起こして家のなかに雨が入ってしまいますからね。

しかしいくら防水機能があっても屋根は劣化してきますので、できるだけ雨が屋根の上にとどまらないように、下に流れていくようにするために屋根には傾斜が作られています。傾斜があればあるほど雨は下に流れていきやすくなります。

ところが、傾斜を急にすればするほど部屋として使うことができる空間が削られていくことになります。空間を有効活用するためには、できるだけ屋根の傾斜は緩やかな方がいいのです。

最近では屋根の傾斜が緩やかでも問題ないように屋根材や塗料の耐久性が向上してきました。とはいえ、屋根を酷使すればするほど劣化しやすいということを頭に入れたうえで屋根の傾斜を考える必要があります。

■屋根の形は玄関の位置も考慮しよう!

また、玄関の位置も踏まえて屋根の形を考える必要があります。通常は雨樋が付いていますので、屋根に降った雨が直接下に落ちてくることは少ないのですが、屋根の傾斜面に玄関があると、雨が玄関の上から落ちてくることになります。

特に台風など豪雨の際は雨樋があってもその可能性が高くなります。

そのため、玄関の上に屋根から雨が降ってくるのを防ぐために考えられたのが入母屋です。入母屋はデザイン的な要素も大きいのですが、このように実用的な理由からも採用する方が多くなっています。

そして、屋根の向きに関しては、雪の落雪方向についても考慮する必要があります。特に、屋根の傾斜面に玄関がある場合は、入母屋などをつけておかないと、玄関から出たと間に雪やつららが落ちてくるといった危険があります。

落雪方向を一方向に限定したのが片流れ屋根、二方向が切妻屋根、四方が寄棟や方形屋根になります。当然落雪方向を分散する方が屋根にかかる負担は小さくなりますが、落雪の為の庭空間を広く用意しておく必要が出てきます。

このように、屋根というのはデザインだけでけではなく、雨や雪に対してどのように対処するかということを踏まえた上で形を検討するようにしてくださいね。

屋根の形は雨が関わるまとめ
●屋根の傾斜は急にすればするほど雨が流れやすいが部屋として使うことができる空間が削られていき、緩やかにすると部屋として使うことができる空間は広がるが、屋根の劣化が早くなる
●屋根の傾斜面に玄関があると、雨が玄関の上から落ちてくることになるため、玄関の位置も踏まえて屋根の形を考える必要がある
●屋根の向きに関しては、雪の落雪方向についても考慮する必要がある
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