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屋根の形とエコの家

エコの家を考える際には、太陽光発電など設備について考える以外にも重要なポイントがたくさんあります。そのうちの一つが屋根の形です。エコな家にするためにはどのような屋根の形にする必要があるのかということについて紹介していきます。

■北下がりの屋根だと日がよく入る!

屋根には様々な形がありますが、実は意匠的な観点だけではなくエコの観点からも考える必要があります。

どのような屋根の形があるかは「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%8B%E6%A0%B9」や「http://www2.big.or.jp/~mandokor/page077.html」などの外部ページを参照してもらえればと思います。

さて、屋根の形についてエコの観点から考えると日照通風の観点があります。

まず日照の観点から考えますと、南側に開口部を大きく取れるように外壁部分が大きな面積が取れる形が良いですね。例えば切妻屋根の場合ですと、妻側が南面だと外壁部分を広く取れることになります。

片流れ屋根の場合北下がりの屋根になっていれば外壁部分を広く取れますね。そして寄棟屋根や方形屋根の場合だとどの方向を向いても外壁面積としては変わりがありません。

そのため、まずは日差しを何よりも大事に考えるのであれば切妻屋根の場合は妻側を南面に、片流れ屋根の場合は北下がりの屋根にすると良いでしょう。

ただしあまり開口部を広く取りすぎてしまうと家の断熱性能が低下してしまう上耐震性の問題もありますので、開口部の広さについては考慮が必要です。

それでも高い位置に窓を設けることができれば部屋の奥まで光を届けることができるという点は非常に良い点だと言えるでしょう。

■バタフライ屋根には大きなメリットも!

白川の合掌造り民家 Shirakawa-go house

次に通風の観点についてです。

特に夏の場合は南風が多くなりますので、南から北に抜ける通風経路を考える必要があります。

もちろん地域によっては必ずしも南風が多いわけではないということは注意が必要ですが。

その上で、北側の開口部を高く取ることができると温度差が生じやすく風が抜けやすくなります。その点では切妻屋根の場合は問題ないのですが、片流れで北下がりの屋根の場合は北側の開口部を高い位置に取りにくくなり、南下がりの方が良いと言えます。

また南下がりの場合は太陽光発電を乗せる面積が大きくなるというメリットもあるのですが、北側斜線への影響を考慮する必要があるという別の問題が出てきてしまいます。

どちらが正解というわけではないのですが、何を重視するのかを決めておくことは必要となります。

屋根の形という意味ではいっそのこと陸屋根としてしまっても良いかもしれませんね。

またバタフライ屋根という手もあります。バタフライ屋根であれば南側の外壁部が大きく、北側の開口部も高く取ることができます。ただどうしても雨漏りしやすい屋根の形であるということは注意が必要となりますね。

尚、寄棟や方形屋根でも屋根の勾配を緩くすることで外壁部を大きくすることは可能になります。

但し勾配が緩いと屋根の耐久性が低くなってしまったり、片流れ屋根同様北側斜線へ影響が出る場合もあったりするため注意が必要ではあります。

このようにどの屋根の形が正解というものがあるわけではないのですが、何を重視するのか、周りの環境はどうなっているのかということまで考慮した上で屋根の形を考える必要がありますよ。

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